看護師が元気に働くために必要なオーラルケア

看護師は患者の介助をしたり、昼夜逆転の生活を余儀なくされたり、過酷な現場に身を置いていることが少なくありません。
健康的に働くためには体力の維持が大切であり、そのためにも看護師自身がオーラルケアを徹底する必要があります。
例えば虫歯は腎臓に負担をかけ、歯周病は糖尿病のリスクを高めることがわかっています。
歯周病が進行して歯がぐらぐらしてくると、よく噛むことができなくなります。
すると消化器官に多くの負担をかけるので、胃腸のトラブルが増えてしまいます。
口内炎が発生すると胃がキリキリしてきて、それがストレスの原因になることもあります。
看護師はストレスを抱えることが多い仕事だからこそ、より口腔環境を健全にする必要があります。

医者の不養生という言葉がありますが、看護師の場合も、患者に対して立派な指導やアドバイスをしていても、本人は不規則な生活を続けている人がいます。
歯科健診をほとんど受けない看護師もいますが、ブラッシングだけでは歯垢は完全に落とせないので、着実に歯石は溜まっていきます。
ブラッシング後に歯垢が残ると、2~3日を経て石灰化して歯石になります。
看護師はストレスから喫煙する人が少なくありませんが、これは歯周病を進行させる要因になります。
また、タバコのヤニが歯の表面に付着すると、ザラザラして余計に歯石がつきやすくなるので注意が必要です。
食後のブラッシングを徹底し、少なくとも6か月に1回は歯科健診を受けるようにしましょう。